2019-10-30から1日間の記事一覧

衣裳や舞台がわからない脚本家

演劇で裏方の長かった私は、ほとんどの場合で脚本と演出の拘りに呆れていた。センスも色彩感覚も乏しく、もっとモノマニアになってくれと思ったものだ。 役者をやる人間の中には演出とか戯曲ために裏方をやっておこうという人が多いが、裏方固有のセンスを吸…

普通に発想する

私は大学時代、演劇サークルに入っていたわけだが、この時にふと思ったことがある。それはオリジナリティーの病というものである。 演劇は、学生が思っているほど、新しいことが可能な分野ではなく、ある種、音楽でいうところのクラシックのような趣が強い。…